2017年 01月 03日
日本人で唯一モナ・リザを模写した作家「斎藤吾朗展」見学❣
愛知県西尾市にアトリエを構える斎藤先生の
恒例のお正月アトリエ展は多くのお客様で賑わい、写真の撮影もはばかれるほどの人出で大盛況でした。
ハガキサイズの0号から200号までの油彩画や小品のシルクスクリーン(版画)がアトリエの中に並びます。
斎藤先生が26歳の時フランス旅行中、日本で待つお母さんや親しい人達のためにモナ・リザを模写してお土産にしようと、当時のルーブル美術館の館長に掛け合いました。
勿論、黒田清輝や藤田嗣治など多くの日本人画家が誰もが希望しても許されなかったモナ・リザの模写ですが、
斎藤先生は諦めず何度もルーブルへ日参し、日本の民謡を歌ったり、肩を揉んだりしながら館長と直談判。最後には腹切りというフレーズも出したりされたとか^_^;
そしてモナ・リザの襟元の飾りが西尾市のマークと同じだったり、その数が当時の先生の年と同じ26個だったりで館長が何かの因縁を感じ許可を出されたのです。(一番の要因は熱い情熱だったと思いますが)
本物のモナ・リザよりも1センチ大きなキャンバスに描く事が条件でしたけど、当時はフランスの国営放送の取材や当時の大統領も見学にみえたそうです。
それ以後はガラスのケースで覆われ誰もモナ・リザは模写していないのです。
現在の先生は故郷の美しい夕焼けに魅せられて、赤絵と呼ばれる独自の色使いで人気の作家さんで日本はもとより世界中で活躍してみえます。
私も先生の作品「おばあさんのモナ・リザ」(シルクスクリーン)を所蔵させて頂いてます。
この作品はルーブル美術館にも所蔵されてます。
これは日本人の作家で唯一ルーブル美術館に所蔵されている作品なんですよ(^^)
アトリエ展は1月15日まで開催してます。
西尾市伊藤4-8-31
📞0563-54-9040
お近くの方は是非お出かけ下さいね♬
今日はサプライズゲストで
津軽三味線の「山口晃司さん」の演奏があり迫力のある音色が響いてました(^^)